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DIYでマンションのベランダにウッドデッキを作る

 以前から、ベランダにウッドデッキを設置したいと思ってましたが、業者に依頼するとコストが高くなるし、施工業者が出入りするためにマンションの申請やらでいろいろ大変なので、なかなか踏ん切りがつかずにそのままになっていました。

 子供も大きくなってきたし、みともベランダにでて遊べるようになればと思って、今度こそ、DIYでウッドデッキを作ろう!!って気合いを入れて踏み出しました。

ウッドデッキ設置前のバルコニー

 ウッドデッキの作り方はいろいろあると思いますが、1つの事例として紹介させていただきます。

ベランダの採寸

 まずは、ベランダの柱や雨樋、壁のラインを採寸します。ウッドデッキをどの位置まで設置したいかの目安を付けておくとよいかもしれません。

 両サイドは非常口としてのパーテーションがあるので、スペースを確保して、柱の手前までの範囲としました。

だいたいの寸法をスケッチします。

材料の選定

 なるべくコストを抑えるために、どこのホームセンターでも手に入る SPFの1×4材(19mm×89mm)を床材に、SPFの2×2材(38mm×38mm)を根太材に採用しました。

 その他に以下のものを用意しました。

準備するもの 採用した材料 
・床材2×2材(必要数)
・根太材1×4材(必要数)
・レベル調整材 マルチポストS型(必要数)
・防腐塗料ウッディガードV オーク塗料 3.2L
・ビスステンレス製木割れ防止ビス 3.8×50mm
・電動ドリル ※
・電動サンダー ※
・のこぎり 

       ※ 工具はホームセンターでレンタルしているところもあります。


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ウッドデッキの作図

 材料が決まったら、採寸したベランダの図に選定した材料の寸法を落とし込みます。仕事でCADを使っているので、今回はAUTOCADで作図しました。

 無料CADソフトを利用したい場合は、JW-CADはダウンロードして利用することができます。

 少し慣れるまで操作方法に苦労するかもしれませんが、線を引く、消す、オフセット(等間隔にコピー)の操作を覚えれば簡単な作図はできるようになります。

 もちろん手書きでも問題ありません。床材と間隔を決めて計算すれば必要本数が算出できます。

 今回は間隔を5mmに設定しました。

ウッドデッキ概略図

材料カット

 寸法に合わせて材料をカットします。

 マンションだと音が気になることやカットの精度を考えて、材料購入時にホームセンターで有料カットをしてもらうことが多いのですが、1×4材は販売されている長さが1800mmくらいだったので、カットせずにそのまま使用することにしました。

 少し長さが足りませんでしが、側溝部分に隙間があった方が外にものが落ちにくくなるし、側溝の掃除もできるので結果良しです。

断面イメージ

 ちなみに、レベル調整材は高さの調整のためではなく、排水のスペース確保のために設置しています。根太をそのまま床に設置すると側溝への排水が悪くなり、木が腐食してしまうのを避けるためです。

木材のヤスリがけ

 ヤスリがけは、サンダーを使わないとかなり大変な作業です。

 ただ、サンダーはかなり音がうるさくなるので、近隣の方に極力迷惑が掛からなそうな時間を狙ってベランダで作業したり、やむなく室内で窓を閉めてやりました。

 この作業が表面の仕上がりにとても影響してくるので、表側だけでもしっかり磨いておきましょう。

防腐剤の塗装

 ヤスリがけが終わったら、防腐剤の塗装です。室内の床材の色に合わせてオーク色を採用しました。

これが意外に時間がかかりました。

 今回は2回の重ね塗りとしましたが、マンションのバルコニーのスペースは狭いので、塗装するにも一苦労です。数本ずつ塗って乾くのを待ってもう一度塗る。

 それを60本くらいの木材に行うので、なかなかの手間と時間がかかります。

ウッドデッキの設置

 防腐剤の塗装が終わったら、あとはビス止めです。

 これはもう位置を決めたら思い切りが大切です。

 ビスの位置は、一つ一つ締めている時は少しのずれが気になるのですが、出来上がって全体を見てしまうと、あまり細かなずれは気にならなくなります。

 室外機のドレン排水があるので、その部分はあとから取り外してができるように、床材を分割して最小限の穴をあけて下に通しました。

完成

 細かい微調整を行いながら、無事に完成です!!

 施工期間は、土日祝日のみの作業で約2ヶ月くらいでした。

 ちょっと隙間が目立つところもありますが、概ね満足のいく仕上がりになりました。

 

 みとも天気のいい日は、こんな感じで日向ぼっこしたり、お昼寝したりして満足そうです。

振り返って・・・

 全工程の中で大変だったランキングをつけるならば・・・

  1位 材料の運搬

  2位 防腐剤の塗装

  3位 ヤスリがけ

 材料の運搬は、ホームセンターが家から徒歩10分くらいのところにあるのですが、うちには車がないので、材料を担いで少しずつ家に持ち帰りました。これが重いのなんので・・・

 ホームセンターによっては車の貸し出しがあるようですが、うちの近くにはなさそうでした。

 苦労はしましたが、家族も満足そうなので頑張った甲斐はあったかな・・・と思いました。

 

  

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