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子供が収納を開けてしまうことへの対処法 ~DIYでカギをつくる~

備え付けの収納扉を小さな子供が開けてしまって困ったことはないでしょうか。

我が家は、ダイニングのカウンター下、キッチンのシンク下、洗面所の収納を子供が開けては中身を出して散らかしてを繰り返すことにとても困っていました。

何度言っても繰り返すのが子供・・そう分かっていても毎回散らかされたものを片付けるのは骨が折れます。

特にキッチンのシンク下には包丁もあるので、普段は柵にロックを掛けて入れないようにしていますが、犬が出入りしたりすることもあり、開けたままの時もあります。

販売されている商品の中で、我が家の収納に合ったカギもなかなか見つけられなかったので、子供が簡単に開けられないようなカギを作ることにしました。

キッチンのシンク下収納用のカギをつくる

まずは、シンク下のカギを作ります。

目指す形は、

「開けやすいが、子供は開けられないカギ」  です。

扉には取手が付いているので、それを利用してカギを作ります。

材料は近くのホームセンターにある5cm幅の板材とΦ8mmの棒材を使います。

イメージは以下の図のような感じで、棒材の一部を切り欠いて板材をスライドさせてロックを掛けるようにします。

ロックの動作は青色の矢印のように①から②に下板を移動させて行います。

文章だけでは難しいので、イメージ図に合わせて作業過程の写真を見せながら説明します。

イメージ図

まずは、上板に穴を開けて棒材を適当な長さにカットします。

上板と棒材を片側のみ固定

次に、ロックを掛けるための切り欠きを棒材に入れます。

彫刻刀で削っていきますが、開けた穴の大きさと調整しながら進めます。

このロック部分がないと子供が簡単に開けれるようになってしまうので、少し硬めにして力を入れないと取れないようにした方がいいです。

次に下板です。

イメージ図のように片側のみ棒材を出し入できるように隙間を設けます。

下板の穴

完成したものを何度か使っていると取り外しの際に、結構力が加わるので端部が割れてしまったので、棒材を垂直に入れて木工用ボンドで接着して補強します。

下板の外れる側は、↓こんな感じです。

片側は、取手から抜けないようにして、もう片方を取り外せるようにすることで、扉の開閉時に下板をそのままにしておけます。

固定してしまうと完全に抜けなくなってしまうので、ストッパーを棒材に差し込んで止めておきます。

最後に、蜜ロウワックスを塗って拭き取ったら完成です。

当初はもう少し小さい板材で作ったのですが、開閉しているうちにすぐに壊れてしまったので、サイズUPして作りました。

外すときは、下板を切り欠きのところまで上げてから横にスライドさせてロックを解除します。

ロックを解除すると片側だけ外れます。

あとは片側に寄せておけば、下板を完全に取り外して他の場所に置いておく必要もなくなるので、手間が省けます。

これで、キッチンのシンク下収納のカギはバッチリです。

洗面所の収納用のカギをつくる

同じように洗面所のカギも作ります。

基本的な作りはキッチンのものと同じです。

こちらは初期に作った板材の幅が小さいタイプのものになります。

洗面所の収納は、上下の取手を繋げてしまえば、高さ的にも子供には開けることができなくなるので、ロックの掛け方もキッチンのものより簡易的です。

縦方向のカギの完成です。

普段はカギをそのままにして上下の扉を一緒に開けて使っています。

扉を開けるのに力が必要なので、1歳児には開けられないです。

これで、洗面所の収納のカギもバッチリです。

カウンター下収納用のカギをつくる

最後に、カウンター下の収納です。

こちらはリノベーションした際に、キッチンと合わせて設置してもらいましたが、堀込み取手なので、カギを付けるのにアイディアが必要です。

簡単で、子供が取り外しにくいカギになることを考えました。

堀込み取手用のカギ

まずは、カウンターの下に竹串程度の穴を2ヶ所に開けて、はめ込めるような板と竹串を作ります。

次に、はめ込んだ板の下に竹串を少し出して置き、同じような板に竹串をはめこめるような溝を設けておきます。

最後に、それを下からスライドさせてはめ込んで、2段式のカギになるように設置します。

簡単ですが、これで完成です。

シンプルですが、意外に力がいるので、子供が開けれなくなります。

まとめ

試行錯誤しながら作ったので、失敗作も多かったのですが、なんとか今回の形にまとまりました。

特にキッチンのシンク下は扉の開閉頻度も多いので、板材が薄いとすぐに壊れてしまいました。

取手とぶつかって、テコのちからが働くことで壊れやすくなっているのだと思います。

ただ、カウンターの収納用のカギだけは、今後少し改善が必要です。

なぜなら、子供が開け方を覚えてしまうのと穴のはめ込みが緩くなってしまうことで、1歳児でも開けられるようになってしまいました。

子供の成長に感心するのですが、開けられるのは困ります・・・

まるで、私のDIYと子供の成長との闘いのようです。

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