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柴犬にケージは必要? ~みとのケースから考えてみる~

愛犬にケージを利用することが多いと思いますが、家によって利用の仕方や時期がさまざまです。

「夜寝る時だけケージを使う」、「外出時のみ使う」、「基本使わない」など、家族のライフスタイルによっても利用状況が大きく異なります

周りの柴犬友達に聞いてもさまざまですが、比較的多いのは「夜寝る時と外出時」にケージを利用するケースでした。

我が家のみとはというと・・・

今は、ほぼケージを使ってはいないです。

(ちなみに我が家は、3LDKを一部屋潰して2LDKにリノベーションしたマンションです。)

ケージは犬の安心して過ごせる場所になるので、使用した方がいいという意見もあります。

果たしてどちらがいいのでしょうか・・・

ケージを利用することについて、一般的に言われることとみとの場合を比較して考えてみたいと思います。

ケージを使うメリット・デメリット

ケージを使うメリットとデメリットを整理します。

厳密に言うと、我が家はケージの天井を取り外していたので、サークルとして利用していました。

ケージとサークルの簡単な特徴は以下のように分類できます。

ケージ: 側面と床と天井があるもの

サークル: 側面だけが柵で囲われており、天井と床がないもの

※紛らわしいですが、もともとはケージの商品なのでこの記事ではケージと呼ばせていただだきます。


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ケージのメリットとデメリットを調べてみると以下の項目が多く挙げられていました。

【ケージのメリット】

・電気コードを噛んだりを防止できる。

・留守中の誤飲を防止できる。

・自分の居場所ができるのでストレスが軽減できる。

・犬嫌いな人が来た時に隔離できる。

【ケージのデメリット】

・部屋のスペースが取られる。

・衛生管理で小まめな掃除が必要。

・長時間ケージの中では運動不足になる可能性がある。

どちらかというと、ケージを利用した方がメリットがある側の意見が多く見られました。

特に、犬にはテリトリー(縄張り)を守ろうとする習性があり、寝床としても人間との間に安全領域を確保しておくことが必要不可欠という意見が多かったです。

利用時期とケージの変化

みとの場合、ケージをどのように、どの時期に利用してきたかを紹介します。

パピーの頃のケージ

パピーの頃はケージが必須でした。

これはどのワンちゃんも同じだと思いますが、しつけが終わるまでは夜もケージにいれておかないと、朝起きた時にとんでもないことになってしまいます。

リビングの一角にケージ

犬が成犬の大きさになるのは、だいたい8ヶ月くらいと言われていますが、しつけを一生懸命やっていて、気付いたら成犬になっていたって感じです。

わんこが大きくなるのは本当にあっという間です。

パピーのへそ天

抜け出そうとするみと

天井を付けていなかったのですが、1度だけ朝起きた時に抜け出していることがありました。

その時は隣のテレビ台に座ったままでした。

おそらくまだパピーだったので、テレビ台が高くてそこから動けなくなってしまっていたのだと思います。

大きくなるとケージに上ることもできなくなるので、天井から抜け出すことはなかったです。

10か月の頃のケージ

10か月頃になるとみとの体重も7.5kgくらいになっていたので、幅1.0mくらいのケージにトイレを置くとさすがに狭く感じてしまいました。

そのため、キッチンの一角に壁を利用してサークルのように設置していました。

冷蔵庫の目の前に置いていたので、とても使い勝手が悪いキッチンになってました。

キッチンの一部にケージを設置

この頃は、少し目を離すと子供のおもちゃや壁を破壊することも多かったので、夜はこの中で過ごしてもらいました。

1歳3ヶ月頃のケージ

我が家のキッチンはリノベーションしてアイランド型にしているので、家の広さの割にキッチンが大きめに作られています。

長男が産まれた時に、キッチンに侵入しないように両側に柵をDIYで作っていました。

キッチンの柵

みとが大きくなった頃に、この柵で囲われた空間は、みとのスペースとしてもちょうどいいのでは!と思って、ケージの代わりのスペースとして利用するようになりました。

廊下側のキッチンの柵

夜中もこの中で過ごしていたのですが、やはり壁紙や下地の石膏ボードはかなり削られました。

削られた壁

そのたびに、根気強くしつけをして、やってはいけないことであることを教えたところ、時間はかかりましたが、壁は削らなくなりました。

同じところを2回削られたのを含めて4か所はやられました。

壁を補修

少し大きめにクロスを剥がして、削られた石膏ボードは補修パテでへこみを埋めてクロスを新しく貼り直しました。

クロスはリノベーション時に少し多めに残りをもらっていたので、それを使いました。

まだまだ、クロスの貼り方が下手なので、継ぎ目がすぐ分かってしまうくらいにしか補修できませんでした。

1歳6ヶ月以降のケージ利用

1歳6ヶ月頃には、もうほとんど子供のおもちゃを壊したり、配線を噛んだり、壁を削ったりすることはなくなりました。

そのため、段階的にフリーにすることを試してみました。

まずは、就寝時をフリーにすることから始まり、問題なければ、次は短時間の外出時を試して、最後は長時間の外出をフリーにしてどうかを試しました。

結果としては、本当にごくまれに新しい子供おもちゃを自分のおもちゃだと勘違いしてしまい、夜のうちに壊してしまうことはありますが、それも本当に少しだけでした。

みとの被害者たち

ショクパンマンの足の先の部分だけとか・・・・なぜでしょう。

どれも足先だけ少しかじって止めています。

おそらく、噛んじゃだめなものと分かってはいるけれど、本能が出てしまったという感じじゃないでしょうか。

子供は悲しがりますが、「おもちゃを床に置きっぱなしにして寝るからだよ。だから、お互い様!」と言って、子供の片付けの習慣に役立てています。

まとめ

あくまでもみとの場合ですが、ケージがなくなっても家の中を自由に行動できるので、こちらが居場所を作ってあげなくても自分で居心地のいいところを見つけています。

みとのテリトリーは、寝室のDIYで増設したベッドの下です。疲れた時や一人になりたい時は必ずそこに潜り込んでいます。

ベッド下の居場所

あとは、リビングのソファ下にいることもありますが、ベッド下の居場所ができてからはそこにいることは少なくなりました。

ソファ下の居場所

しつけについては、何度も失敗しましたが、諦めずにダメなことを繰り返し言い続けることで出来るようになりました。

これはワンちゃんの性格にもよるかもしれません。

居場所については、これも家によるのかもしれませんが、自分なりにテリトリーを見つけてくれました。

結局のところ、ケージの代わりの居場所を家のどこかで見つけることができれば、ケージを使う必要性もなくなるのかなと思いました。

※あくまでも犬による個体差はあると思うので、参考程度としてください。

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