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木のおもちゃ

赤ちゃんがはまってしまう歯車ラトルを作る

ラトルとは・・・

出産祝いで貰ったりする機会も多いラトル(ガラガラ)ですが、そもそもラトルってなんなのかというと、「振ったり触ったりすると音を出すもの」になります。

昔は振って「ガラガラ」となるシンプルなおもちゃがたくさんあったので、その名残から振って音が鳴るおもちゃを総称して「がらがら」と呼ぶことが多いです。

今ではいろんなタイプのラトルがあるので、ガラガラだけではなく、素材や構造によってさまざまな音色を奏でています。

赤ちゃんにとって、音色の心地よさはそのラトルを気に入る大きな要素ですが、触って振ってみた時の感触も大きく影響するようです。

いろんなラトルの中でも、ボーネルンドの「ツインラトル」は、シンプルな構造だけど癖になる動きで好きなラトルの一つです。

2つの歯車がかみ合わさってクルクルと回ります。回転する時の音もカタカタといい音色を奏でるのですが、それに合わせて回る歯車がうまくかみ合わさって動いても離れないので、赤ちゃんには不思議な感覚になるのか、はまって遊び続ける子が多いです。

シンプルな構造なので、これなら木で同じようなものを作ることができるだろうと思って作ってみることにしました。

完成はまっくろくろすけをイメージして↓こんな感じに仕上げてみました。

みとパパ

歯車とまっくろくろすけの相性がとてもいい感じです。

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歯車ラトルを作る

歯車は全部で4つ使いますが、大きさは全部同じであればどんなサイズでも作ることができます。まだ試してはいませんが、2つのサイズが違ってもできると思いますが、動かし方はちょっと変わってくるかもしれません。

材料には破材を利用したのですが、5mm程度の板材であればなんでも大丈夫です。今回は余っていたMDF(中密度繊維板)を利用しました。試作品のため加工しやすい材料を選びましたが、丈夫に作りたかったり、木目を表現したい場合には他の木材を選定することをおすすめします。

歯車は電動糸のこで切り出しましたが、手作業だけでやろうとするとかなり精度が低くなるので、スムーズに動かすためのヤスリ掛けに苦労することになると思います。

ボーネルンドのツインラトルは直径8cmくらいですが、今回はひと回り小さい直径7cmで作ります。少し小さいほうが、まっくろくろすけ感がでるのではないかと・・・。

塗装は赤ちゃんが舐めても大丈夫な仕様を選定します。マンションなどで作業する場合は、においも気になるので、水性のウレタン着色ニスやオイルステインの上にウレタンニスなどがおすすめです。

歯車の穴は接続する部材の穴とのバランスなので、大きさは調整可能です。今回は、歯車に直径10mmを開けたので、それよりも少し大きな穴(直径12mm程度)を接続させる材料に開けます。

もう一つの歯車にも同じように穴を開けてφ10mmの棒を埋め込みます。

歯車はかみ合わせを確認しながら、細かくヤスリで削って動きがスムーズになるまで調整します。

最後は、まっくろくろすけをイメージした目を描いたら完成です。

みとパパ

糸のこを使っても両側を同じ形に切り出すの少し難しいです。

作った歯車ラトルを動かしてみる

完成した歯車ラトルと実際に動かしてみた様子が↓こちらです。

なんとかスムーズな動きに出来たので、まずまずって感じでしょうか。

みとパパ

次は違う大きさのもので作ってみようかな・・・・

まとめ

歯車ラトルは仕組みが簡単なので、難易度はそれほど高くはありませんが、電動糸のこが無いとかなりハードルは高くなります。歯車の精度によってスムーズな動きが決まってくるので、すべて手作業だと大変です。

今回材料として使った、MDFなどの柔らかい素材であれば加工がしやすいので、手作業でも切り出しができなくはありませんが、それでもなかなか苦労する作業だと思います。

歯車さえ何とかなれば、あとは繋げて調整するだけなので作業は楽になります。

工具が必要なので気軽に作れるものではありませんが、歯車ラトルの癖になる動きに興味ある方は試してみてはいかがでしょうか。

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