ガリガリとんぼとは?
ガリガリとんぼとは、昔ながらのおもちゃの一つで、凸凹した棒を擦った振動でプロペラを回転させて遊ぶものです。
簡単に言うと振動エネルギーを回転エネルギーに変換してプロペラを回すおもちゃです。
上下方向と左右方向に振動することで、棒の先端には楕円を描いて動くという仕組みのようです。
では早速、作っていきましょう。
作り方
じーじのガリガリとんぼの材料とは少し違いますが、今回は、100均のセリアで揃えられる材料での作り方を紹介します。
材料
材料はすべて100均で揃えられるものですが、たこ糸は家にあったものを利用します。
プロペラ部分にマドラーを使うところが手間短縮のポイントです。
割り箸は持ち手側の先が四角になっているものを選んでください。
(釘をはめ込むのに細すぎると割り箸が割れてしまします。)
割りばしに凹凸をつくる
まずはガリガリとんぼの主材となる割りばしに振動を発生させるための凸凹を作ります。
凸凹は彫刻刀で溝を10か所程度掘っていきます。
溝はそれほど厳密じゃなくても、振動は伝わりますが、だいたい5~6mm程度の間隔で削ります。
溝の深さは割りばしの厚みの半分手前くらいを目安にします。
削り終わったら、割り箸の先から6cmくらいの部分をカットして擦り棒の材料とします。
プロペラをつくる
プロペラには、木製のコーヒーマドラーを使います。
マドラーの先から5cmくらいをカットします。薄いのでハサミでも割れずに切ることができます。
カットした側の先をもう片方の形に合わせて整えます。
中心にホーム釘の一番小さいものを通してプロペラがスムーズに回るようにワンサイズ大きい釘(2.5mm)もしくは、2mm程度の手動ドリルで穴をあけます。
ドリルの方がきれいに穴を開けることができますが、釘でも少しずつ力を入れていけば割れず開けることもできます。
組み立てる
たこ糸を22~25cm程度に切って先を接着剤で固めて穴に通しやすくしておきます。
主材と擦り棒に2mmの穴を開けてひもを通します。
主材の先端部分にプロペラを取り付けるための穴をドリルで開けます。
1.5mmの穴を12mm程度の深さで開けると釘がちょうどいいところで止まります。
プロペラをはめ込んだら完成です。
遊び方
ガリガリとんぼが完成したら、早速遊んでみましょう。
プロペラが回転するコツをつかんで、回転方向を変えることができるか試してみましょう。
最初は、意外にできない人もいるかもしれません。慣れてコツをつかむとすぐできるようになります。
まとめ
今回は、できる限り身近にある材料で簡単に作ることできる方法を紹介しました。
穴を開ける作業でドリルが何種類か必要になりますが、それ以外は専用の工具がなくても作れます。
凸凹の擦る方向を変えると逆回転になったりするので、はじめて見る子供はとても不思議そうにして、興味深々になって結構盛り上がったりもします。