これまでにも動物をモチーフにしたチャンバラ剣をいろいろ作ってきましたが、今回、新たに追加したものを紹介したいと思います。
しばらく工作をお休みしていたのですが、新しいチャンバラ剣のアイディアが思い付いて、だんだんと創作意欲が湧いてきたので、久しぶりに動物剣を作ってみました。
今回は、3つの動物剣を紹介します。
制作のアイディア出しに詰まってしまうのは、あるあるですかね….💦
いのしし剣

動物の特徴を2~3か所ほど抽出して、その部分を強調して細長いスティックに表現するのが動物剣を作る上でのポイントです。
イノシシの場合は、鼻と牙と背中の模様でその動物だと分かるように工夫をして作ります。
まずは使う色の選定!
茶色のスティックはないので、イノシシのイメージに一番近い色合いを選びます。
なんとなく紫色がイノシシのイメージに近いと思ったので選びました。
目の部分にはスポンジブロックというセリアにあるアイテムを利用して、ちょうどいい大きさにカットして使用します。

顔を作る

口の部分をカットして、白い牙を部分にはセリアのぶつかり防止クッションを利用します。
牙を挟んで下あごを両面テープで取り付けます。
両面テープは強力粘着タイプがおすすめ!

特徴的な鼻を大きく見せるように、中をくり抜いたスティックを外側に取り付けます。
耳は目元の近くに半分くらいにカットしたスティックを取り付ける。
飛び出ている部分が長くなり過ぎるとチャンバラですぐに取れてしまうので、極力接着面が広くなるように平たく取り付けます。

ボディがふっくらしてないと、なかなかイノシシに見えてこないのですが、鼻と牙と模様でどれだけ寄せられるか…
胴体を作る

トゲトゲした胴体をイメージして、カッターで三角形の溝を掘ります。
掘った形に合わせて白スポンジをカットして両面テープで貼り付ける!
実際のイノシシの色合いとは全然違いますが、ある色の中で寄せていくしかないので、難しいところです…
持ち手を作る

以前は持ち手にサランラップの芯を使っていたのですが、プールスティックの穴に比べるとひと回り大きいのではめ込むのに苦労していました。
最近は直径20mmの木の棒にカラーテープやクッション材を撒いて持ち手を作っています。
持ち手の根元部分は、しっぽをイメージして切り込みを入れます。
持ち手部分にちょうどいいものが100均でないかなぁ…
いのしし剣の完成!


「いのしし剣」が完成!
イノシシに見えるかどうかは・・・微妙なところですね…💦
言われたら分かるくらいの完成度ですかね…もう少し工夫が必要みたいです><:
とはいえ、子供たちは意外に気に入ってくれたみたいなので、よかった・・・かな!

イノシシ剣はまた挑戦してみたい動物です…
ぞう剣

続いて、「ぞう剣」を作ります!
ゾウの特徴と言えば、長い鼻と大きな耳です。
その部分を強調して剣に表現していきます。
特徴的なので作りやすそうだけども・・・
顔を作る

青のプールスティックを使って「ぞう剣」を作ります。
一番の特徴は長い鼻ですが、その部分はスティックがそのままの状態でつかえるので、あとは持ち手の部分に顔を付けてあげれば良さそうです。
顔部分の目と牙はいつものようにぶつかり防止クッションをちょうどいい大きさにカットして埋め込みます。
鼻と耳を作る

鼻は細長いスティックをそのまま利用しますが、それだけでは鼻に見えないので、折れ曲がった時のシワを黒のクッション材で表現します。
耳は細くカットしたスティックにタコ糸を通して、丸めてから2つを結び付けます。中にぶつかり防止クッションを両面テープで固定して耳に見えるように工夫しました。
タコ糸をスティックに通すのは、竹串に糸をセロテープで貼り付けて裁縫のようにするときれいに通すことができます。
持ち手の部分に耳を結んで取り付けたら完成!
限られた材料をうまく利用して表現するのがコツ!
ぞう剣の完成


「ぞう剣」の完成!
ぞうの特徴である長い鼻は細長いプールスティックで表現するのは簡単なので、比較的作りやすい動物でした。
耳の部分の強度は少し弱くなってしまいますが、鍔(つば)の部分なので、チャンバラごっこでもそれほどダメージを受けないので問題ないかと思います。
鼻をもう少し曲げた方がゾウらしさは出てきますが、武器としては戦いにくくなってしまうので、曲げるのは少しだけにしておきました。

鼻が曲がっているので、チャンバラ剣として使いにくい….
えび剣

最後は「えび剣」です!
特徴はヒゲと足、尾の曲がりをどう表現するかです。
赤いスティックと背中の模様にピンクを使って短剣のエビを作ります。
エビはどう作ればいいか、なかなか思い浮かばなくて諦めていたのですが、今回挑戦してみました!
胴体を作る

髭と足、尾びれの部分を削りとっていきます。
足の部分は後から両面テープで貼り付けることができるように完全にカットせずに段差を作って陰影を付けます。
尾びれはくり抜いて中に持ち手部分を入れれるようにしておきます。
足を作る

足は分離させてしまうと細すぎてチャンバラ剣の強度を保てないので、彫刻のように削って表現します。
削った部分に別で作った足を両面テープで貼り付けます。正確な足の本数などは気にせずに、なんとなくエビっぽく見えるように作るのがポイントです。
目は白目を入れないパターンで黒いスポンジのみを埋め込みます。
足を付けるだけじゃエビには見えなかったので、もう一工夫が必要…
模様を作る

形だけではいまいちエビに見えないので、背中の模様を表現します。
陰影を付けるために等間隔に削り取って、ピンクのプールスティックを同じ大きさに切り取って貼り付けます。
模様や装飾を細かくしていくとより実物に近づくのですが、その分、剣としての強度は弱くなってしまいます…ちょうどいいバランスを見つけるのが苦労します…
背中の模様がいい感じにできました!
えび剣の完成!


「えび剣」の完成!
エビは小さくて複雑な形をしているので、特徴をどうやって作っていくかが難しいところでした。
ヒゲと足の強度を保ちながらそれっぽく見えるように作ることや、尾の曲がりを持ちの部分でうまく表現することで、エビっぽさがでてきました。
ちょっと彫刻が多めな剣になってしまいましたが、細かいパーツもこうやれば作れるってのが分かったので、今後のバリエーションが増えそうです!

短剣は扱いやすいのでチャンバラ剣の中でも人気が高いんです。
まとめ

最近作った3つのチャンバラ剣を紹介させてもらいましたが、どれも個性的な特徴を掴んでうまく作れたと自己満足しています。
これまでに作った剣と比べても見劣りしないくらいの完成度ではないでしょうか。
気に入ったチャンバラ剣があれば、ぜひ一度、工作を試してみてはいかがでしょうか。
子供も一緒に作るとより楽しい時間になります!