プールスティックはチャンバラ剣に最適
100均セリアのプールスティックは、チャンバラ用の剣を作るのにとても適しています。
長くて、丈夫で柔らかい素材なので、パーツを組み合わせていろんな形にすることができます。
以前に、プールスティックで作ったチャンバラ剣をいくつか紹介させてもらいましたが、動物をモチーフにした武器を作っています。
今回も、そんな「どうぶつ剣」をいくつか作ったので紹介させてもらいます。
セリアのブールスティック
どうぶつ剣の紹介
とら剣
これまでに黄色のプールステックで作った剣は、「きりん剣」だけだったので、新しいものを考えている中で思いついたのが、「とら剣」です。
どうぶつ剣は細長い棒状で、特徴を表現しやすい動物の方が作りやすいので、形にあまり特徴が出せない動物(犬、猫、サルなど)は作るのが難しいです。
それなので、虎は作る候補から外していた動物でした。
いろいろ作ってきた中で、ネコ科の動物をどう細長く表現すればいいか…が分かってきたので、今回作ってみました。
だんだん細かい表現ができるようになってきたのは…成長ですね!
髭のあたりは、100均のぶつかり防止クッションの形に合わせて、プールスティックを切り抜いて両面テープと瞬間接着剤を使って取り付けます。
耳の部分は突出していて、一番脆弱になるところなので、タコ糸を使って本体と結び付けます。タコ糸は竹串にセロテープでくっ付けてプールスティックの中に差し込んでいきます。
ちょうど紐が見えなくなるところを狙って結び目を作るなどして、極力隠すようにして工夫します。タコ糸だけではぐらぐら動いてしまう場合は、強力な両面テープと接着剤を使って補強します。
それでも、子供たちの戦い方は激しいので取れやすくなってしまうので、埋め込んで固定させるなど、パーツによって工夫が必要です。
持ち手は、サランラップの芯を利用してプールスティックの中にはめ込みます。そして、しっぽの縞々をイメージしてカラーテープを巻いて完成です。
ドラゴン剣
今年は辰年なので、竜の剣(ドラゴンソード)を作りました。
ドラゴンは細長いので、剣に向いている生き物なのですが、パーツが複雑なのでどうやって作ればいいかを考えるのが大変でした。
どの部分を表現すれば竜っぽくなるかを考えた末に、ポイントを絞りました。
ポイントは・・・頭のギザギザと髭・キバ、そして胴体のウロコです!
円柱のプールステックを、何等分にもして組み合わせてギザギザを表現します。両面テープだけではすぐに取れてしまうので、タコ糸を縫って一周させて結びます。これを2か所にするとほとんど動かなくなります。
ウロコは半分に切ったプールスティックを玉ねぎを切るみたいに細かくカットして両面テープで貼り付けます。
髭やキバもそのまま取り付けると強度が弱くなってしまうので、プールスティックをくり抜いて埋め込んで両面テープで固定しています。
最後に目も埋め込んで完成です。
おそらく今までで一番細かいパーツで構成されている剣ですね…
サメ剣
魚をモチーフにした剣は、お店でも販売されているものもあったりして、比較的作りやすい生き物になります。形が剣みたいな魚もいますからね…
その中でも、強いイメージを与えてくれる魚といえば、やはりサメです!
どうぶつ剣を考える中で、いち早く浮かんだ生き物ですが、あまり面白い形にならなそうだったので、作っていませんでした。
細かい表現ができるようになってきたので、「今であれば、クオリティの高いものでができるのでは?!」と思っての挑戦です。
白の部分はぶつかり防止クッションを利用して、歯をやおなか部分を表現しています。
エラの部分など、部分的に色味を足してあげると表現が豊かになるのも工夫の一つです。あとは、ヒレなどの突出部分を付けてあげることで立体感を増すことができるようになります。
尾びれのうねりの動きに合わせて持ち手を差し込んであげると、海賊の剣のような感じに仕上がります。
サメは短剣にしてみました。
ひつじバット
ぶつかり防止クッションをふんだんに使って作ったのは「ひつじバット」。
もともとはハンマーやこん棒のイメージで作っていたのですが、毛の部分にパーツをつけ過ぎて重くなり過ぎてしまったので、長さを短くしたらバットみたいになりました。
こちらのパーツも両面テープとタコ糸を使って、簡単には外れないように取り付けています。ぶつかり防止クッションを細かく削っていき、羊の毛のもこもこ感を出します。
最後に、角と目を付けて完成です。
短くしても重さはそれなりにあるので、子供が手加減なしに振り下ろして頭に当たるとなかなかの衝撃があります。
短くて扱いやすいからなのか、子供たちは結構気に入ってくれています。
かもめ手裏剣
プールスティックの中心をくり抜いて、垂直にもう一方のスティックを押し込むと十字の手裏剣のような形が出来上がります。
手裏剣からイメージできる生き物を考えましたが、結局、無難なかもめしか浮かびませんでした。以前に作ったかもめ弓矢とかぶってしまいますが….仕方ありません。
くちばしは黄色のスティックを取り付けるために、真ん中の穴に細長く切ったスティックを入れ込んで両面テープで固定します。
羽の部分は裏側をあまり尖り過ぎない程度に削って、投げた時に飛行時間が長くきれいに回転するように工夫します。
最後に目を埋め込んで完成です。
一回投げたらおしまいなので、チャンバラではあまり活躍しないですけどね….
かにヌンチャク
これまでにチャンバラ剣はいろいろ作ってきましたが、少し変わったものが思いついたので、作ってみました。
その名も….「かにヌンチャク」!!
胴体の甲羅は半分に切ったスティックを両面テープでつなぎ合わせて、表面と角をそぎ落としていきます。足はバラバラに取り付けると強度が弱くなってしまうので、3本を一体化して胴体の中に埋め込んでテープで固定します。
ヌンチャクの鎖部分は、ぶつかり防止クッションを使いますが、それ自体はすぐに破れてしまうので、中にタコ糸を通して強度を持たせます。
両目も突出部分になるので、胴体に埋め込むように取り付けて簡単には取れないように工夫します。
最後に、スティックの先端をはさみのように溝を作ってあげれば完成です。
先端は尖った部分が出てこないようにするのがポイントです。
子供たちが使う頻度は低いですが、個人的には一番気に入っている武器かもしれません….
まとめ
どうぶつ剣のアイディアがなかなか浮かばなかったので、しばらく作っていませんでしたが、これまで作ってきた経験を活かして、細かく作りこんで表現することができるようになって、選択肢の幅が広がった気がします。
いくら丈夫に作っても、子供たちの戦い方は手加減なく激しいので、徐々にパーツが外れたり、壊れたりしてしまいます。それでも、プールスティックには十分な期間を楽しむことはできるくらいの素材の強度はあると思います。
毎回、激しい戦いに付き合わないといけないのは大変ですが、作った人の責任と言われてしまうと、言い返す言葉はありません….
それでも、子供たちは大喜びなので満足してます・・・(‘ω’)ノ
工作やチャンバラが好きなお子さんと一緒に、プールスティックを使った工作で遊んでみてはいかがでしょうか。