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懐かしのおもちゃ「ぶんぶんゴマ」をつくる

今ではあまり見る機会が減ってしまった「ぶんぶんゴマ」という昔ながらのおもちゃをご存じでしょうか。私が子供の頃(30年前くらい)でも、見たことはあるけど実際に自分で遊んだ経験はほとんどないくらいの代物ではないでしょうか。

ファミコン(ファミリーコンピュータ)などのデジタルなおもちゃが流行り始めた時代だったので、木の昔ながらのおもちゃに触れる機会はあまりなかったのが正直なところです。

ぶんぶんゴマとは

穴の開いた円形の板などに紐を通して、両側から引っ張ることで板を回転させて、風切り音を生じさせる昔ながらの玩具

昔は、大きめなボタンを使って回して、その音を楽しんでいたという方も少なくないようですが、今ではあまり知らない人の方が多いのではないでしょうか。

仕組みも単純なので、簡単に作れるおもちゃとしてワークショップなどで置いてあることがあります。

みとパパ

商品として販売されているのを見たことはなかったのですが、昭和のレトロおもちゃとして駄菓子屋で売ってることもあるみたいです。            

今回は、そんな懐かしのおもちゃ「ぶんぶんゴマ」を紹介します。

作り方

 

作り方はとてもシンプルなので、簡単に紹介します。

使う材料は、タコ糸、コマ材料(木材、段ボール、牛乳パック、ボタンなど)、木製ダボ(持ち手の部分に利用できるものなら何でもOK)です。

今回はコマに木材を利用しています。木材は100均(セリア)にあるバルサ材を糸鋸で円形にカットしていますが、段ボールでも牛乳パックでも代替可能なので、木材のカットが難しい場合はカッターで作れる材料を選定してみてください。

中心に糸を通す穴2か所を開けて、風切り音を生じさせるための穴を外側に開けます。1か所穴を開ければ音はなりますが、バランスを取って3か所程度開けます。

タコ糸の長さに決まりはありませんが、長すぎると回転しにくくなってしまうので、肩幅程度の長さをおすすめします。100cm程度タコ糸を切ったらダボとコマに通して折り返します。(折り返すので糸の長さは50cmくらいになります。)

タコ糸の先端は、穴に通しやすいように接着剤で固めておきます。

作業が格段にやりやすくなるのでおすすめです。

穴の大きさや個数を変えていくつか作って音の違いを調べてみることにしました。

たくさん穴を開けると大きな風切り音がなるのではないかと予測します。

あとは、紙パックの底部分を使ったり、段ボールを使って四角や大きなコマも作って音の違いを試してみることにします。

これでぶんぶんコマは完成です。

あとは、回転させた時の音の違いや回しやすさなどを比べてみたいと思います。

遊び方

コマを回転させるために、まず、紐をねじります。ある程度紐がねじれたら、両側を引っ張って紐が解ける回転を利用してコマを回します。

紐が解けるとその回転の勢いのまま、今度は逆回転に紐をねじり始めます。紐がねじれ終わるまで待って、再び両側から紐を引っ張ります。

これを繰り返すことで、コマは徐々に回転速度を増していき、風切り音が鳴り始めます。

↓ぶんぶんコマを回す様子

コマを回転させるには、引っ張る力とコツが必要なので、小さな子には少し難易度が高いおもちゃかもしれません。6歳のお兄ちゃんはコツを教えたら回すことができましたが、うまくできない時もあるので、6歳くらいからが対象年齢なのかもしれません。

最初の回転と引っ張りと緩めるタイミングさえうまくいけば、回し続けることができるようになります。

いろんなコマを試してみた

コマの形や穴の大きさを変えて音の変化を試してみましたが・・・・

みとパパ

結果として・・あまり大きな変化は見られませんでした。。

穴を大きくすると音の多少大きくなりますが、ある一定の回転数になった時の音はそれほど差がないようにも思えます。穴を増やしても同じ結果でした。

次に紙パックでコマを作って試してみました。

紙パックを四角のまま回転させると、穴を開けなくても風切り音は同じようになります。

ぶんぶんゴマを回して遊ぶだけであれば、段ボールや紙パックで十分かもしれません。ただ、四角や外周の形状が丸でないと、回転させている最中にぶつかると結構痛いです・・・

段ボールで作ったコマは、少し大きいサイズにして音の違いを試してみました。

段ボールの中でも薄めのものを使って小さく3か所に穴を開けます。重さが軽くなると回転しにくくなりましたが、木のコマよりも高い音が鳴るようになりました。窓の隙間を風が通った時になる隙間風の音のように鳴ります。

みとパパ

これはかなり音が変わりました!!いい音です!

「ぶんぶんコマを回す様子」の動画の後半に段ボールコマを回している様子を撮っているので音の違いを聞いてみてください。

まとめ

穴のあけ方や大きさによって音の違いがもう少しでてくるのかと思っていましたが、意外にも同じ素材のコマだと音の大きさは変わりますが、音の種類はほとんど変わりがありませんでした。

紙パックの底も硬くて小さいので、木のコマと素材の違いがあまりでなかったのか、音の違いはあまり見られませんでした。形についても、円形だと穴を開けないと空気抵抗があまりないからなのか音が鳴りませんが、四角形だと角の部分が風を切ってくれるので音が鳴ります。

段ボールでコマを大きくすると高い音が鳴るようになりましたが、大きさの問題なのか柔らかい材質によるものなのかは検証できていません。今後また調べてみたいと思います。

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