我が家の子供たちには、木のおもちゃを手作りするのが大好きな、じーじがいます。
じーじはたくさんのおもちゃを作っています。
昔ながらの懐かしい木のおもちゃから乗り物、新しいものまで、遊びに行くたびに新しいものが増えていて、子供たちはいつも楽しんでいます。
じーじからすると懐かしいおもちゃなのだとは思いますが、実のところ、私が子供の頃に遊んだことのあるものは、じーじが作るおもちゃの中にはほとんどありません・・・
それなので、いつも新鮮な気持ちで楽しませてもらっています。
木のおもちゃって本当によくできていて、いろんなおもちゃがあるんだなぁ・・・っていつも驚かされます。
そんなじーじの作る木のおもちゃを作り方も合わせて紹介させてもらいます。
今回は、「 回転人形 」 です。
材料を揃える
材料は部材を切り出して形になったものから紹介します。
人形部分は、胴体と手足をそれっぽく見えるようにくぼみをつけたり削ったりして木材から切り出します。
それぞれの目安の寸法は次の通りです。
- ①,② にぎり棒 23cm ×2
- ③ たこ糸
- ④ 胴体 6cm ×1
- ⑤,⑥ 手 5cm ×2
- ⑦,⑧ 足 3cm ×2
- ⑨ 支柱 5cm ×1
- ⑩ ストッパー ×2
- ⑪ スペーサー ×2
- ⑫ 竹ひご(長) 4cm ×1
- ⑬ 竹ひご(短) 2cm ×1
作り方
材料を用意できたら、それぞれをパーツごとに組み立てていきます。
握り棒を組み立てる
にぎり棒2本と支柱を組合せます。
支柱は短い方の棒をにぎり棒と固定させて、長い方は握ったり緩めたりする動きに合わせて、にぎり棒を動かした時に外れてしまわないように支柱の棒を長めに確保しておきます。(長い方の支柱は固定させずにはめ込むだけです。)
支柱の棒は直径4.5mm、固定する側の穴は棒と同じ大きさで開けて、動かす側は4.8mmの穴を開けて、にぎり棒をにぎったときに動くくらいの穴の余りをを確保しておきます。
腕を組み立てる
竹ひごを使って腕を胴体に取り付けます。
胴体の穴は小さ過ぎると腕が回らなくなってしまうので、取り付けた時に腕が回るかどうか確認します。
腕の穴は2.5mm、胴体の穴はそれ以上の3.0mmで開けます。
足を組み立てる
次に、人形の足を組み立てます。
胴体の穴は竹ひごと同じ2.5mmで開けます。竹ひごを木づちで中心まで打ち込んでいきます。
足は3.5mmの穴を両側に開けて、足の回転をスムーズにするために胴体と足の間にスペーサーを入れます。スペーサーは竹ひごよりも大きめの穴を開けておきます。
両足を通した後にストッパーに木工用ボンドを付けて固定させます。
人形をにぎり棒に取り付ける
最後に、人形をたこ糸を使ってにぎり棒に取り付けます。
ポイントは人形を逆立ちした状態でひもを図のように通していくことです。
人形はひものねじれの力で回転するので、人形を逆さにしておかないとひもがねじれた状態にならなくなります。
たこ糸を通す穴は2.0mmで開けて、たこ糸は穴を通しやすいように先端を接着剤で固めておきます。
ひもを通したらにぎり棒の片側で蝶結びをしたら組み立ては完成です。
回転人形の完成
組み立て終わったら、実際に動くかにぎり棒を動かしながら確認します。
ひもの張りが足りなかったり、にぎり棒の間隔が狭くなっていると、うまく回らなかったり、人形がぶつかってしまったりするので調整を行います。
うまく回ることが確認できたら、 回転人形の完成です!!
動きを見て楽しむことももちろんですが、鉄棒のように逆立ちや足を乗せたり、大回転など、技に挑戦してみるとより楽しむことができます。