『ピタゴラスイッチ』は子供に大人気なNHKのテレビ番組ですが、教育番組として子供のためにもなるので、親からも人気の高い番組です。
我が家の子供たちもNHKの『ピタゴラスイッチ』は大好きでよく見ています。
この番組は、何気ない日常に隠れている不思議な構造や面白い考え方を教えてくれたり、物理的な仕掛けを作って、子供たちに科学や物理の面白さを教えてくれます。
そんなピタゴラスイッチを見ていると、自分でも楽しい仕掛けのおもちゃを作ってみたくなってしまいます。特に、ドミノやビー玉を使ったおもちゃはその意外性と連続性に魅了されてしまって、ついつい見入ってしまいます。
今回は、そんな『ピタゴラスイッチ』みたいなおもちゃを子供の年齢やレベルに合わせて紹介するので、参考にしてみてください。
初級編
自分でコースを作ってボールを転がせるおもちゃの中で、1歳半くらいからでも遊べるものはあまり種類が多くありません。
というのも、3歳未満くらいまでの子供は、小さいおもちゃのパーツを誤飲するおそれがあるので、ビー玉のような小さいボールで遊ばせるときは目を離すことができません。それと、コースを組み立ててボールを転がすという遊び方がまだ難しい年齢というのもあります。
大人やお兄ちゃんが一緒に遊んでフォローしてあげると楽しんで遊ぶことができます。
その数少ない中でもおすすめなおもちゃを紹介します。
1歳半からのピタゴラスイッチには『知育いっぱい!ボールコースターDX』がおすすめです。
知育いっぱい!ボールコースターDX
ピープル ピタゴラス(R) BASIC 知育いっぱい!ボールコースターDX [1歳半] から 遊べる つくれる ひらめきが育つ PGS-132
誤飲防止にも配慮してボールは大きめに作られていて、部品は磁石でくっ付くので小さな子供でも簡単に組み立てることができます。
まだコースをうまく作れなくても、自分の組み立てたものにボールを転がすことができるだけでも十分に楽しむことができるので、年齢に合わせた楽しみ方があります。
88のパーツがあるので、ボールを転がして遊ぶだけでなく、お家をつくったり、ドミノのようにして遊ぶことができます。
ボーネルンドの『マグフォーマー』みたいな感じですね。
対象年齢:1.5歳以上
中級編①
3歳くらいになると小さなボールを誤飲してしまう心配が少なくなるので、遊べるおもちゃの範囲も広くなってきます。けれども、まだコースを組み立てて遊ぶことがうまくできる訳ではないので、なんとなく遊んでいる感じですかね。。。
その中でも、比較的早い段階でも楽しんで遊べるものを中級編①として、もう少し難しい遊び方ができるようになる4~5歳くらいを対象にしたものを中級編②に分けて紹介します。
アスレチックランドゲーム
タカラトミー(TAKARA TOMY) アスレチックランドゲーム
最近おもちゃ屋さんでよく見かける『アスレチックランドゲーム』。
僕が子供の頃に同じようなおもちゃがあって、結構好きでよく遊んでいたので、懐かしく思えてしまいます。
自分でコースを作るおもちゃではありませんが、ボールをうまく操作してゴールまで運んでいく動きが、ピタゴラスイッチを連想させる・・・ということで紹介に入れさせてもらいました。
3歳がこのコースを一人でクリアすることは難しいと思いますが、ボタンを押せばボールは動かせるので、単純にボールを動かせるおもちゃとして楽しむことができます。
メーカーの推奨年齢は5歳以上ですが、3歳からでも楽しむことができるおもちゃだと思います。
6歳のお兄ちゃんも楽しんで遊ぶので、対象年齢の幅が広いおもちゃですね。
対象年齢:5歳以上
カベピーコロ
ビー玉 スロープトイ マグネットがつく壁で遊べる カベビーコロ フルキット
マグネットの付いた木のレールやスロープレール、羽根車など、さまざまなパーツを自由にレイアウトしてビー玉コースを作るおもちゃです。ピタゴラスイッチの好きな子供はハマること間違いなし。
立体的に組み立てていくのではなく、マグネットで貼り付けていくだけなので、小さな子供でもコースが作りやすいです。
知育玩具としてとても魅力的なおもちゃなのですが、正直、家の中でビー玉レールが楽しめるほどの磁石の面がある場所は、冷蔵庫くらいしか思いつきませんが、キッチンの中になると思うのでちょっと抵抗があります。
もし遊ぶ場合は、磁石のボードや壁に貼るタイプのマグネットシートがあった方がいいと思います。
対象年齢:4歳以上
ころりんコースター
池田工業社 おもちゃ ころりんコースター 248pcs U-10645
ブロックを組み立ててコースを作る『ころりんコースター』ですが、まだ3歳にはしっかりしたコースを作るのは難しいと思いますが、ブロックを積み上げていくだけでも遊びになるので、LEGO遊びが好きな子供にはおすすめな商品です。
242ピースもあるので、さまざまな形を作ることができて子供の創造力を育ててくれます。
大人も一緒に遊んであげるとしっかりとコースもできるのでより楽しめます。
対象年齢:3歳以上
中級編②
中級編②は、「壊す楽しさ」から「作る楽しさ」を覚え始める4~5歳くらいの子供におすすめなおもちゃを対象としました。
ころがスイッチ ドラえもん ワープキット
ころがスイッチドラえもん ボールがワープ!?ワープキット
こちらの「ドラえもん ワープキット」の方が、中級編①の「ころりんコースター」よりも難易度が高いとしているのは、ある程度決まった形に作っていかないとコースが出来上がっていかないことや、ブロックを積み上げるだけで遊べるタイプのものではないので、3歳よりも少し大きな子供の方が適しているという判断です。
ドラえもんのアイテムが散りばめられているので、出来あがったコースはピタゴラスイッチのようにボールの動きをとても楽しむことができます。
メーカーの推奨年齢は3歳以上ですが・・・
対象年齢:3歳以上
くみくみスロープ
くもん出版 NEW くみくみスロープ (リニューアル) 知育玩具 おもちゃ 3歳以上 KUMON
縦に積み上げてコースを作っていく『くみくみスロープ』。
組み立てはシンプルなので、小さな子供でもできますが、それぞれのパーツの穴の位置などを確認しながらレールを繋いでいく必要があるところに難しさがあります。
筒の中にボールが入って別の穴から出てくるので、どこから出てくるのかを目で追って楽しめます。
子供が楽しむかどうか試してみたい方は、100均で小さいバージョンが販売しているので、そちらを利用してみるのもいいかもしれません。
100均のものはかなり小さいので、組み立てる時のバランスが悪くなったりして、逆に作るのが難しかったりもします。
対象年齢:3歳以上
クーゲルバーン
ハバ 組立てクーゲルバーン HA1136
ドイツの木製玩具メーカーで有名なHABA(ハバ)の『クーゲルバーン』。
積木でコースを作るおもちゃと言えば、この「クーゲルバーン」か、スイスの「キュボロ」が有名でよく見るおもちゃではないでしょうか。
「クーゲルバーン」は、いろんな形のの積み木があって高さや長さを調整しながらコースを作っていくことができます。単なる積み木としても遊べるので、小さな子のおもちゃとしても利用できます。
積み木なので、はめ込めば固定されるものとは違って細かい微調整が必要になるところに難しさがあるので、4~5歳くらいからがコースを作るということを楽しめる年頃ではないかと思います。
大人もはまる楽しさがあるので、子供と夢中になって遊ぶこともしばしばあります。
対象年齢:3歳以上
クアドリラ ツイスト&レールセット
ボーネルンド クアドリラ ( Quadrilla ) ツイスト&レールセット 4歳頃 QDE6009AB05
ボーネルンドの『クアドリラ ツイスト&レールセット』。
イメージとしては、「くみくみスロープ」と「クーゲルバーン」を組み合わせたようなおもちゃという感じでしょうか。
積み木なんだけども、それぞれを穴にはめ込めるようになってるので安定感があります。穴の中にもぐってどこからか出てくるところや、ボールの受皿があるところは「くみくみスロープ」と似ています。
受皿もレールになっているので、ビー玉がきれいに回転するのが見ていて楽しいです。
出来上がった時の達成感がたまらないですね。
対象年齢:4歳以上
上級編
キュボロ
キュボロ (cuboro) キュボロ スタンダード [正規輸入品]
5cm角の溝や穴が開いた積木を組み合わせて自由にビー玉のコースを作るスイスのおもちゃ『キュボロ』。
プロ棋士の藤井聡太さんが子供の頃に熱中していたことも話題になった商品です。
おもちゃとしてはかなり高価なので、気軽に買えるものではないのですが、それでも藤井さ聡太さん効果は絶大で、一時期は半年先まで入荷待ちの状態でした。
見えない内部の部分までをイメージしながらコースを作るので、子供の創造力が養われます。
大人もはまる楽しさがあるので、子供がのめり込んだらとてもいいおもちゃだと思いますが、子供次第なところはあります。
我が家では、それほどはまらなかった・・・ですね。
お兄ちゃんの3歳の誕生日に奮発して、購入しましたが、3歳にはまだちょっと早かったかな・・・
対象年齢:5歳以上
マグネットキューブ
DesignNest マグネットキューブ magnetcubes 知育玩具 STEM 教育 ビー玉転がし 組み立て 子供 算数力 おもちゃ プレゼント
64個のキューブを組み合わせてコースを作る『マグネットキューブ』。
キューブもレールのパーツも他のものと比べてものひと回り小さいので、難易度は高いですが、マグネットでキューブは組み立てることができるので、多少作りやすくなっています。
傾斜も調整できてボールのスピードも速くできるので、ジェットコースターを作っているという感じでしょうか。
色のシンプルさとキューブが組み立てられた時の造形美が組み合わさると、子供のおもちゃとは思えないような仕上がりになります。
同じ形のキューブなので、コンパクトに片付けられるのが魅力的ですね。
対象年齢:8歳以上
グラヴィトラックス
Ravensburger GraviTrax(グラヴィトラックス) スターターセット 124ピース 26087 4【正規輸入品】 取扱説明書、組立プラン説明書&課題集付属
さまざまなパーツを使って自由自在に自分のオリジナルのコースをデザインすることができる『グラヴィトラックス』。
パーツが細かくて自由度が高い分、難易度が上がります。スターターセットは18種類、124個のパーツが入っていますが、ある程度自分でコースを作れるようになってくると物足りなくなってしまい、追加パーツが欲しくなります。
慣れれば6歳くらいからでも作ることはできると思いますが、出来あがる前に嫌になってしまうか、作り続けることができるかは、これも子供次第なところです。
ここまでくると好き嫌いがはっきり分かれるんだろうなぁ・・・って思います。何かを作ることに興味がない子供には全然はまらないんでしょうね。
対象年齢:8歳以上
超上級編
スペースレール
スペースレール(SPACE RAIL) NO.231 無限ループ スペースレール パズル 知育 脳トレ ジェットコースターのような未来的知育玩具 インテリアとしても存在感大 (レベル2)
2本のレールを組み立てジェットコースターのようなレールを作っていく『スペースレール』。
自動のエレベーターが付いているので、完成したコースではボールは無限でループし続けます。自分でオリジナルのコースを作るというよりかは、説明書を見ながら作り上げていくおもちゃです。
完成したものを少しずつアレンジしながらオリジナルのものを作ること楽しむことはできます。
商品の種類が、レベル1~9まで販売されていますが、レベル1~2くらいでも作るのに苦労するというコメントが多く見られます。
説明書が分かりにくいってコメントも多く見られました。
インテリアコースターって説明があるように、ここまでくるとオブジェですね。おそらく出来上がったらしばらく飾っておくんだと思います。
メーカーの推奨年齢も15歳以上なので、難易度の高さを想像できます。
対象年齢:15歳以上
まとめ
ピタゴラスイッチみたいなおもちゃを難易度別に紹介させてもらいましたが、必ずしもメーカーの推奨年齢と合っているわけではありません。遊んでみた感じやコメントなどを参考にして分類してみました。
レールやパーツが小さくなるほど難易度がどんどん上がってくるので、小学生くらいにならないと途中で諦めてしまうかもしれません。
ただ、ピタゴラスイッチが好きな子供は、比較的作ることが好きな子が多いと思うので、対象年齢よりも少し上のおもちゃを与えてあげるのも、玩具を通して成長を促すという面においては効果的だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さんのおもちゃ選びの参考に、少しでもなれば嬉しい限りです。